「小手返し」はマナ悪行為のくせに名前がかっこいいので「牌カチャカチャ」とかに改名するべき
2021-03-09
第2148回「ついつい気になってしまう他人の行動は?」
リアル麻雀における「小手返し」ですね。ツモってきた牌を小手返しで手牌の中に入れるだけなら勝手にどうぞという感じなのですが、それ以外のすべての時間もカッチャカッチャカッチャカッチャと無限に小手返しをし続けてる人を見ると、温厚な私でもさすがにうっせえわという気持ちになります。やってる方としてはただの手癖でやってるだけなんでしょうけど、同卓者に内心イラつかれている可能性があることは自覚したほうがいいかもしれません。このように、小手返しは人によってイラッとする程度のプチマナ悪ですが、リアル麻雀の3大マナ悪は「先ヅモ」「置きタバコ」「点棒ぶん投げ」です。これらをやっている人は同卓者にぶん殴られても文句は言えませんので、リアル麻雀をやる場合はご注意ください。
今回はジャンナビプロ対局の155戦目を打ちました。半荘戦です。

2萬をツモ切りしました。
3巡目に自分で切っている不要牌なので手拍子でツモ切りしたのですが、これは手牌の2萬をカラ切りしたほうがよかったです。手出しで2萬を切って離れトイツ落としに見せることで他家にチートイではないだろうと思わせれば、字牌単騎待ちがわずかに出アガリしやすくなる可能性があります。手出しとツモ切りで牌の明るさが変わらないタイプのネット麻雀ならそこまで気にする必要はあまりないですが、ジャンナビではこういう意味のあるカラ切りは手抜きせずきっちりやっておいたほうがいいです。
局の結果は3,900点の横移動でした。

8筒を引いてテンパイし、3索を切って即リーチをかけました。
この煮詰まった場況で3索はそこそこ危険なところではありますが、ラス目がやや離れている3着目のドラ1テンパイから西を切ってオリるのも微妙なので、強気に押すほうがいいと思います。また、リーチをかけるのであればドラ1索切りの字牌シャンポンのほうが放銃率は低くアガリ率も若干高そうですが、対門さんの仕掛けや変則手気配の下家さんのダマに刺さった場合はドラ1索のほうが明確に致命傷になりますし、打点がリーチのみに下がるのも微妙なので、3索切りリーチのほうがリスクとリターンのバランスがいいと判断しました。
局の結果は満貫のツモアガリでした。

3索を引いて1筒を切りました。
8索を切っていてフリテンの可能性があるので、3索をツモ切りしてイーシャンテンを維持する選択もありますが、現状の受け入れ2種の愚形イーシャンテンはあまり魅力的ではありません。それよりは、1筒切りでタンヤオを確定させて萬子索子の伸びからタンピンを狙いつつ、7萬7筒チーからクイタンにも向かえる構えにするほうがいいと判断しました。

4萬を引いてテンパイし、3索を切ってダマテンにしました。
ダマで対門さんからアガるとトップをまくれず2着終了してしまうので、リーチをかけて親マンを確定させる選択もありますが、12巡目の役あり愚形ダマ7,700点をリーチしてアガリ率を下げてしまうのはちょっと微妙です。3着目以下との点差は多少の余裕があるので、ダマでタンピン三色の変化を待ちつつ対門さんから出た場合は見逃しをかける構えのほうが、逆転トップの確率は高くなると判断しました。
局の結果は親マンのツモアガリでした。

上家さんが2,600点を出アガって対門さんが飛び、私は逃げ切りトップ終了でした。
これだけだと短いので、通常の東風段位戦も2戦打ちます。
・1戦目

6萬を引いてテンパイし、7萬を切ってダマテンにしました。
親の役なしドラ1愚形テンパイは大抵の局面で機械的に即リーチをかけるのですが、今回は下家さんにドラの役牌ポンが入っていて、全員と10,000点以上離れたトップ目という状況です。どちらか片方だけの状況であれば即リーチで問題ないと思いますが、この2つが合わさるとだいぶ放銃が罪深くなってくるので、無理せずダマに構えてヤバそうな無スジを引いたらオリるのが無難だと思います。
局の結果は満貫の横移動でした。

トップ目でのオーラス、7筒を引いてテンパイし、赤5萬を切って即リーチをかけました。
リーチをかけると下家さんの逆転条件が満貫ツモから満貫出アガリになってしまうので、愚形テンパイでリーチをかけるのはリスクが高い行為なのですが、だからと言って変化がろくにない役なしテンパイをダマにしてアガリを逃すのも相当な痛手です。また、愚形テンパイと言っても端牌1萬は待ちとして悪くないですし、9萬を切っている捨て牌での赤5萬切りリーチは7萬が盲点になるので、比較的アガりやすいシャンポンとみなして即リーチをかけるほうがいいと思います。

700-1,300をツモアガって逃げ切りトップ終了でした。
・2戦目

8索を引いて1筒を切りました。
スジ待ちカン2筒1,000点とカン4筒2,000点の比較であれば前者を選ぶほうがよさそうですが、今回の場合だと、2筒が1枚見えていて見た目枚数に差があり、既に11巡目で赤5筒を鳴かれるリスクが高まっているので、例外的に後者を選んでみました。これが合っているかどうかは正直わかりませんが、微妙な局面のときは自分が納得できる選択をできれば実質OKだと思っています。
局の結果は2,000点の出アガリでした。

1索を引いて4萬を切りました。
赤5索を切って即リーチをかける選択もありますが、この赤5索はただ赤いだけでなく一通の可能性もある非常に優秀なくっつきなので、5巡目の愚形ドラ1テンパイのために見切るのは少しもったいないです。一通にならない3索や7索引きでもドラ2の打点十分なリーチを打てますし、6萬5索のタテ重なりでも字牌シャンポンリーチを打てるので、ここは慌ててリーチをかけずにテンパイを崩すのがいいと思います。
局の結果は満貫の横移動でした。

オーラスは5,200点の横移動で、私は2着のまま終了でした。
リアル麻雀における「小手返し」ですね。ツモってきた牌を小手返しで手牌の中に入れるだけなら勝手にどうぞという感じなのですが、それ以外のすべての時間もカッチャカッチャカッチャカッチャと無限に小手返しをし続けてる人を見ると、温厚な私でもさすがにうっせえわという気持ちになります。やってる方としてはただの手癖でやってるだけなんでしょうけど、同卓者に内心イラつかれている可能性があることは自覚したほうがいいかもしれません。このように、小手返しは人によってイラッとする程度のプチマナ悪ですが、リアル麻雀の3大マナ悪は「先ヅモ」「置きタバコ」「点棒ぶん投げ」です。これらをやっている人は同卓者にぶん殴られても文句は言えませんので、リアル麻雀をやる場合はご注意ください。
今回はジャンナビプロ対局の155戦目を打ちました。半荘戦です。

2萬をツモ切りしました。
3巡目に自分で切っている不要牌なので手拍子でツモ切りしたのですが、これは手牌の2萬をカラ切りしたほうがよかったです。手出しで2萬を切って離れトイツ落としに見せることで他家にチートイではないだろうと思わせれば、字牌単騎待ちがわずかに出アガリしやすくなる可能性があります。手出しとツモ切りで牌の明るさが変わらないタイプのネット麻雀ならそこまで気にする必要はあまりないですが、ジャンナビではこういう意味のあるカラ切りは手抜きせずきっちりやっておいたほうがいいです。
局の結果は3,900点の横移動でした。

8筒を引いてテンパイし、3索を切って即リーチをかけました。
この煮詰まった場況で3索はそこそこ危険なところではありますが、ラス目がやや離れている3着目のドラ1テンパイから西を切ってオリるのも微妙なので、強気に押すほうがいいと思います。また、リーチをかけるのであればドラ1索切りの字牌シャンポンのほうが放銃率は低くアガリ率も若干高そうですが、対門さんの仕掛けや変則手気配の下家さんのダマに刺さった場合はドラ1索のほうが明確に致命傷になりますし、打点がリーチのみに下がるのも微妙なので、3索切りリーチのほうがリスクとリターンのバランスがいいと判断しました。
局の結果は満貫のツモアガリでした。

3索を引いて1筒を切りました。
8索を切っていてフリテンの可能性があるので、3索をツモ切りしてイーシャンテンを維持する選択もありますが、現状の受け入れ2種の愚形イーシャンテンはあまり魅力的ではありません。それよりは、1筒切りでタンヤオを確定させて萬子索子の伸びからタンピンを狙いつつ、7萬7筒チーからクイタンにも向かえる構えにするほうがいいと判断しました。

4萬を引いてテンパイし、3索を切ってダマテンにしました。
ダマで対門さんからアガるとトップをまくれず2着終了してしまうので、リーチをかけて親マンを確定させる選択もありますが、12巡目の役あり愚形ダマ7,700点をリーチしてアガリ率を下げてしまうのはちょっと微妙です。3着目以下との点差は多少の余裕があるので、ダマでタンピン三色の変化を待ちつつ対門さんから出た場合は見逃しをかける構えのほうが、逆転トップの確率は高くなると判断しました。
局の結果は親マンのツモアガリでした。

上家さんが2,600点を出アガって対門さんが飛び、私は逃げ切りトップ終了でした。
これだけだと短いので、通常の東風段位戦も2戦打ちます。
・1戦目

6萬を引いてテンパイし、7萬を切ってダマテンにしました。
親の役なしドラ1愚形テンパイは大抵の局面で機械的に即リーチをかけるのですが、今回は下家さんにドラの役牌ポンが入っていて、全員と10,000点以上離れたトップ目という状況です。どちらか片方だけの状況であれば即リーチで問題ないと思いますが、この2つが合わさるとだいぶ放銃が罪深くなってくるので、無理せずダマに構えてヤバそうな無スジを引いたらオリるのが無難だと思います。
局の結果は満貫の横移動でした。

トップ目でのオーラス、7筒を引いてテンパイし、赤5萬を切って即リーチをかけました。
リーチをかけると下家さんの逆転条件が満貫ツモから満貫出アガリになってしまうので、愚形テンパイでリーチをかけるのはリスクが高い行為なのですが、だからと言って変化がろくにない役なしテンパイをダマにしてアガリを逃すのも相当な痛手です。また、愚形テンパイと言っても端牌1萬は待ちとして悪くないですし、9萬を切っている捨て牌での赤5萬切りリーチは7萬が盲点になるので、比較的アガりやすいシャンポンとみなして即リーチをかけるほうがいいと思います。

700-1,300をツモアガって逃げ切りトップ終了でした。
・2戦目

8索を引いて1筒を切りました。
スジ待ちカン2筒1,000点とカン4筒2,000点の比較であれば前者を選ぶほうがよさそうですが、今回の場合だと、2筒が1枚見えていて見た目枚数に差があり、既に11巡目で赤5筒を鳴かれるリスクが高まっているので、例外的に後者を選んでみました。これが合っているかどうかは正直わかりませんが、微妙な局面のときは自分が納得できる選択をできれば実質OKだと思っています。
局の結果は2,000点の出アガリでした。

1索を引いて4萬を切りました。
赤5索を切って即リーチをかける選択もありますが、この赤5索はただ赤いだけでなく一通の可能性もある非常に優秀なくっつきなので、5巡目の愚形ドラ1テンパイのために見切るのは少しもったいないです。一通にならない3索や7索引きでもドラ2の打点十分なリーチを打てますし、6萬5索のタテ重なりでも字牌シャンポンリーチを打てるので、ここは慌ててリーチをかけずにテンパイを崩すのがいいと思います。
局の結果は満貫の横移動でした。

オーラスは5,200点の横移動で、私は2着のまま終了でした。

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コメント
小手返しは先ヅモや強打と違って禁止にしているところは少ないですが、Mリーグでは明確に禁止行為になっているらしいので、今後はお店でも禁止事項に書かれることが増えるかもしれませんね。
ジャンナビで手牌を見ても手出しツモ切りの判別ができないというのは初めて知りました。パソコンでのプレイだと判別できてるような気がしていましたが、そこまで注意して見ていないので自信はないです(^^;
ジャンナビで手牌を見ても手出しツモ切りの判別ができないというのは初めて知りました。パソコンでのプレイだと判別できてるような気がしていましたが、そこまで注意して見ていないので自信はないです(^^;
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プロ対局東二局、そういえば、ジャンナビはその機能があるためか、天鳳とは異なり手牌を見ても手出しとツモ切りとの違いがないですね。