猫派の麻雀ブロガーなのに特に意味もなく犬漫画を紹介してみる
2017-11-29
唐突ですが『銀牙伝説WEED』の紹介をしたいと思います。特に深い理由はありません。少し前、『天牌』をダウンロードするために月額980円で色々な本が読み放題になるサービス『Kindle Unlimited』に登録したのですが、せっかくだから読み放題になってる他の漫画も何か読んでみるかと思って、同じ日本文芸社のこの作品を読んだら予想外に面白かったというだけです。なので世の中に存在するであろう銀牙伝説ガチ勢の方々と比べると圧倒的にニワカです。知識不足や認識不足な点は、ガチ勢に方々の目に留まったら不快に思われるかもしれませんがご了承ください。
『銀牙伝説WEED』は週刊漫画ゴラクで連載されていた漫画で、全60巻です。昨今の萌え萌えキュンな漫画と違って、美少女は一切出てきません。それどころか人間自体ほとんど出てきません。なんせ主人公が犬です。登場人物(犬物?)のほとんどが犬です。しかもオス犬です。正義のオス犬たちが己の命を賭けて悪のオス犬たちと戦う漫画です。
そんな漫画が面白いのかというと、非常に面白いです。最初は数匹しかいなかった主人公グループが、地方に点在する兵(つわもの)たちと仲間になって巨悪に立ち向かう……という、王道の戦争漫画です。犬たちは当然のように日本語で会話し、人間にすら思いつかないような戦術・戦略を駆使して敵と戦っていきます。オッサン向けのエロ漫画・酒漫画・麻雀漫画・ヤクザ漫画がひしめく週刊漫画ゴラクにおいて、「努力・友情・勝利」のジャンプイズムを唯一継承している漫画と言っても過言ではないです。
また、漫画は全60巻と書きましたが、これで完結しているわけではないです。そもそもこの作品の前に『銀牙 -流れ星 銀-』という今作主人公の父親が主人公の漫画が全18巻で存在し、これは私が生まれるより昔に週刊少年ジャンプで連載されていました。さらに今作の終了後、主人公の息子が新主人公になった『銀牙伝説WEEDオリオン』が全30巻、さらにその次の『銀牙〜THE LAST WARS〜』が、今も週刊漫画ゴラクで連載されているという状況です。スペクタクル巨編犬漫画です。私が最初にニワカだと予防線を張ったのもそのためで、『WEED』を30巻程度読んだだけの私の知識では、まだ全体の2割ぐらいしか理解していないのです。
こんな巨編漫画をガチで解説しようものなら、それこそ新たに専用のブログを立ち上げなければいけないレベルになってしまうので、私の知り得る範囲で書きたいことだけを書いていきます。
まずは登場犬物(じんぶつ)紹介です。名前付きキャラを数えたらガチで100匹ぐらいいそうですが、普通に無理なので4匹だけです。
・ウィード

主人公。最初はただのやんちゃな子犬だったが、様々な経験を通して総大将として成長していく。無鉄砲で行き当たりばったりなところがあり自身や仲間をピンチに陥らせてしまうことも多々あるが、持ち前の才能・主人公補正・強運で切り抜ける。戦闘能力は子犬とは思えないほど高く、モブ犬数匹程度ならワンパンでふっ飛ばせるレベルだが、チートレベルの犬が多数存在するこの漫画においては(主人公補正がなければ)中の上程度の強さである。なお、ウィードという名前は英語で雑草という意味だが、父親が伝説の男と呼ばれる熊犬(熊狩り用の狩猟犬)であることを考えると血統は圧倒的にエリートなので、もはや名前に意味を成していない。
・ジェロム

自称プロの殺し屋。犬なのにプロ。犬なのに殺し屋。とある作戦で仲間を殺してしまった自責の念により、常に死に場所を探している死にたがり屋さん。犬界の太宰治。本人は漢(おとこ)として意味のある死を常に望んでいるのだが、高い戦闘能力、使い勝手のいい性格、主人公からの絶大な信頼などの様々な要因が重なっていつの間にか副主人公ポジションになってしまい、本人の気持ちとは裏腹に一向に死なない。
・銀

主人公の父親で前作の主人公。作中屈指のイケメンかつ犬格者(じんかくしゃ)で、カリスマ性があり戦闘能力も最強クラスという反則レベルのキャラ。戦国時代に人間として生まれていたら確実に天下統一していた器なので、生まれる時代と種族を間違えている感が半端ない。このキャラが普通に前線で行動してしまうと主人公が活躍する余地がなくなるので、「銀と仲間2匹しかいない状況で数百匹の敵軍に襲われる」「それでも勝ちそうになり、人質を取られて戦えなくされてしまう」「敵のボスクラス2匹と傷が癒えない状態で単独戦闘」などのハンデ戦を常に強いられる可哀想な犬(ひと)。
・赤目

伊賀忍犬。いわゆる忍者。銀と並ぶイケメンかつチートキャラ。犬なのに回復能力持ちで、呼吸が止まった仲間に普通に心臓マッサージをしたり、敵に噛まれて腸がはみ出た仲間を助けたりもできる便利屋さん。前作『銀牙 -流れ星 銀-』の人気投票では、主人公の銀を抑えてうっかり1位を獲得してしまうあたりが汚いなさすが忍者きたない。

このような個性あふれる正義の犬たちが悪の親玉犬である法玄を倒すまでが前半のストーリーです。独断と偏見まみれで書いて本当に紹介する気あるのかよ思われそうですが、それは私の屈折した性格がそうさせてしまうだけで、漫画自体は非常に面白いので心からおススメできます。
犬漫画なのに『正義』『仁義』『漢気』とは何かを学べるので、お子様の情操教育にもよいかもしれません。下手したら漫画の影響を受けて言葉遣いが悪くなりそうですけど。子供にこの漫画を読ませた結果、子供が「おんどれェ~~!」とか「しゃらくせェ~~!」とか言い出したとしても、私は一切の責任を負いません。
基本的には戦争漫画なので仲間の死が定期的に発生するのですが、そこに至るまでの展開やセリフがいちいち上手くて読み手を泣かせてきます。ネタバレになるので名前は出せませんが、とある銀の仲間の最期は、初見の『さようなら、ドラえもん』以上に泣けます。私クラスの涙もろさガチ勢だと1巻につき1.3回ペースで泣いてしまうので、外で携帯端末に入れて読めないのが難点です。
『銀牙伝説WEED』は週刊漫画ゴラクで連載されていた漫画で、全60巻です。昨今の萌え萌えキュンな漫画と違って、美少女は一切出てきません。それどころか人間自体ほとんど出てきません。なんせ主人公が犬です。登場人物(犬物?)のほとんどが犬です。しかもオス犬です。正義のオス犬たちが己の命を賭けて悪のオス犬たちと戦う漫画です。
そんな漫画が面白いのかというと、非常に面白いです。最初は数匹しかいなかった主人公グループが、地方に点在する兵(つわもの)たちと仲間になって巨悪に立ち向かう……という、王道の戦争漫画です。犬たちは当然のように日本語で会話し、人間にすら思いつかないような戦術・戦略を駆使して敵と戦っていきます。オッサン向けのエロ漫画・酒漫画・麻雀漫画・ヤクザ漫画がひしめく週刊漫画ゴラクにおいて、「努力・友情・勝利」のジャンプイズムを唯一継承している漫画と言っても過言ではないです。
また、漫画は全60巻と書きましたが、これで完結しているわけではないです。そもそもこの作品の前に『銀牙 -流れ星 銀-』という今作主人公の父親が主人公の漫画が全18巻で存在し、これは私が生まれるより昔に週刊少年ジャンプで連載されていました。さらに今作の終了後、主人公の息子が新主人公になった『銀牙伝説WEEDオリオン』が全30巻、さらにその次の『銀牙〜THE LAST WARS〜』が、今も週刊漫画ゴラクで連載されているという状況です。スペクタクル巨編犬漫画です。私が最初にニワカだと予防線を張ったのもそのためで、『WEED』を30巻程度読んだだけの私の知識では、まだ全体の2割ぐらいしか理解していないのです。
こんな巨編漫画をガチで解説しようものなら、それこそ新たに専用のブログを立ち上げなければいけないレベルになってしまうので、私の知り得る範囲で書きたいことだけを書いていきます。
まずは登場犬物(じんぶつ)紹介です。名前付きキャラを数えたらガチで100匹ぐらいいそうですが、普通に無理なので4匹だけです。
・ウィード

主人公。最初はただのやんちゃな子犬だったが、様々な経験を通して総大将として成長していく。無鉄砲で行き当たりばったりなところがあり自身や仲間をピンチに陥らせてしまうことも多々あるが、持ち前の才能・主人公補正・強運で切り抜ける。戦闘能力は子犬とは思えないほど高く、モブ犬数匹程度ならワンパンでふっ飛ばせるレベルだが、チートレベルの犬が多数存在するこの漫画においては(主人公補正がなければ)中の上程度の強さである。なお、ウィードという名前は英語で雑草という意味だが、父親が伝説の男と呼ばれる熊犬(熊狩り用の狩猟犬)であることを考えると血統は圧倒的にエリートなので、もはや名前に意味を成していない。
・ジェロム

自称プロの殺し屋。犬なのにプロ。犬なのに殺し屋。とある作戦で仲間を殺してしまった自責の念により、常に死に場所を探している死にたがり屋さん。犬界の太宰治。本人は漢(おとこ)として意味のある死を常に望んでいるのだが、高い戦闘能力、使い勝手のいい性格、主人公からの絶大な信頼などの様々な要因が重なっていつの間にか副主人公ポジションになってしまい、本人の気持ちとは裏腹に一向に死なない。
・銀

主人公の父親で前作の主人公。作中屈指のイケメンかつ犬格者(じんかくしゃ)で、カリスマ性があり戦闘能力も最強クラスという反則レベルのキャラ。戦国時代に人間として生まれていたら確実に天下統一していた器なので、生まれる時代と種族を間違えている感が半端ない。このキャラが普通に前線で行動してしまうと主人公が活躍する余地がなくなるので、「銀と仲間2匹しかいない状況で数百匹の敵軍に襲われる」「それでも勝ちそうになり、人質を取られて戦えなくされてしまう」「敵のボスクラス2匹と傷が癒えない状態で単独戦闘」などのハンデ戦を常に強いられる可哀想な犬(ひと)。
・赤目

伊賀忍犬。いわゆる忍者。銀と並ぶイケメンかつチートキャラ。犬なのに回復能力持ちで、呼吸が止まった仲間に普通に心臓マッサージをしたり、敵に噛まれて腸がはみ出た仲間を助けたりもできる便利屋さん。前作『銀牙 -流れ星 銀-』の人気投票では、主人公の銀を抑えてうっかり1位を獲得してしまうあたりが汚いなさすが忍者きたない。

このような個性あふれる正義の犬たちが悪の親玉犬である法玄を倒すまでが前半のストーリーです。独断と偏見まみれで書いて本当に紹介する気あるのかよ思われそうですが、それは私の屈折した性格がそうさせてしまうだけで、漫画自体は非常に面白いので心からおススメできます。
犬漫画なのに『正義』『仁義』『漢気』とは何かを学べるので、お子様の情操教育にもよいかもしれません。下手したら漫画の影響を受けて言葉遣いが悪くなりそうですけど。子供にこの漫画を読ませた結果、子供が「おんどれェ~~!」とか「しゃらくせェ~~!」とか言い出したとしても、私は一切の責任を負いません。
基本的には戦争漫画なので仲間の死が定期的に発生するのですが、そこに至るまでの展開やセリフがいちいち上手くて読み手を泣かせてきます。ネタバレになるので名前は出せませんが、とある銀の仲間の最期は、初見の『さようなら、ドラえもん』以上に泣けます。私クラスの涙もろさガチ勢だと1巻につき1.3回ペースで泣いてしまうので、外で携帯端末に入れて読めないのが難点です。

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